• テキストサイズ

〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第7章 夏休みといえば




「楽しい思い出」になると思ったのに…!


五条くんのセクハラ発言を思い出に入れ込むつもりはないのよ…!


「あれ、寧々怒ってんの?」


「見たら分かるでしょ」


こんなあからさまに不満を顔に出すことなんて珍しいのよ。


水無月家で顔色を窺って怯えながら生きてきた私が。


五条くんの前では不思議と素の自分で……、飾らない自分でいられる。


「どうやったら機嫌直るの?現金?現ナマ?」


「実質一択じゃない」


金銭や物で釣ろうとするのもどうかと思うけど…今日は釣られてあげてもいいと思える。


「そうね…チョコバナナを買ってきてくれたら……直るかもしれないわ」


直るかも、ね。


あくまで可能性の話。


甘いものでご機嫌取り…なんて定石でしょう?


「バナナとか卑猥「かき氷!!!!」


そんなつもりはなかったのに、五条くんのせいで…!


「と、とにかく甘いものが食べたいの…!」


「分かったよ。寧々は甘いもんは別腹だもんな。買ってくるわ」


「そんなに沢山はいらないからね」


さっきまでの五条くんの買い物の仕方を見てると、ブラックホールがないと消化できない量を買ってきそうだから。


/ 323ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp