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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第2章 馬鹿と告白と初デート




「自惚れるほどの魅力なんてあるの?」


「まだ気づいてないのか、寧々は」


あるには…あるんでしょうね。


私には一生分からないけど。


硝子が言うには五条くんはイケメンの部類で、黙ってれば最高峰だとか。


背は五条くんのように高い方が良いと思うけれど、態度が図々しければ意味はない。


図体と態度と有り余るほどに大きいのね。


「てなわけで…とうちゃーく!」


「バス停だけど?」


「ここからバスに乗って、水族館に行こう!」


「今からくるバスの時刻が18時なのに、水族館なんて開いてないでしょ」


「それは着いてからのお楽しみってことで」


五条くんは定刻通りに来たバスに乗り込んだ。


浮かれた人間を放置するのも後味が悪いから、仕方なく着いていくことにする。


本当に、仕方なく…だ。


「この次に降りるから」


「そう」


道なりに進むバスの中、一人掛けの席に前後に座る。


「もっと楽しいって顔しろよー」


「別に楽しくないから」


後ろからぶーぶー文句を言う五条くんを尻目にバスは目的地へと向かう。


「寧々、降りるよ」


五条くんはさらっと2人分の料金を払って先に降りた。


「お金」


「いいの、いいの。好きな子には奢りたいの」


「…そう…あ、ありがと…う」

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