第8章 この世に生まれた意味💎
大夢
俺はあの時気持ち伝えた
あいつの気持ちは分かっていた
あの遊園地に行った時
あいつがあんなに笑顔でいるのは
本当に久しぶり見た
俺にはたか兄が死んでからの
あいつは何も食べなくなって
それでも食べては吐いていた
もう生きることを諦めたいた
側に居る事しか出来なくて
いっそのこと
俺さえたか兄の後を追わせた方が
麗奈の為になるじゃないか
って思うようになっていた
麗奈に気持ちを伝えた日に
なほ「ねぇ、大夢はきっと責任を感じてる
でしょ?」
「麗奈にたか兄を合わせた事後悔してる?」
と言うわれて俺は何も言えなかった
麗奈の家族死んだ時
あいつが棺に縋って泣いてた姿を
忘れた事はない
あの時から麗奈はあまり笑わなくなって
自分の殻に入って出てこなかった
だから、最も簡単に麗奈の心を開いた
オッさんが羨ましかっただけだった