• テキストサイズ

密かな交換条件【進撃の巨人】

第8章 優しい表情、そして違和感




「エルヴィン団長、いらっしゃいませ。」


食堂に入った瞬間、
明るい女性の声に出迎えられる。


「いつもの席は空いてるかな?」

エルヴィンがそう問いかけると

「空いてますよ。
見ての通り、今日も暇なので。」

女性は呆れたように肩を竦めた後、
こちらに目を向けた。


「いらっしゃいませ。」

そう言った女性は、さっきと変わらない
明るい表情で頭を下げる。


「団長が兵長以外の誰かと一緒に
ここへ来るなんて珍しいですね。」

女性はそう言ってエルヴィンを横目で見た。


「そうかもしれないな。
是非一緒に来たいとせがまれてね。」

エルヴィンはそう言った後、
少し後ろに下がり

「調査兵団で分隊長をしているミケと、
兵団の料理人をしているアンだ。」

と、女性に紹介してくれる。

/ 74ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp