第4章 優しい交わり

前回同様、とても優しい愛撫から始まる。

唇が耳元から首筋を通り、
鎖骨まで来た時には、
既に身体は熱を帯び
自分の気持ちが高揚してきているのが
手に取るようにわかる。



そんな思いが表情にも表れていたのか、

「お前はすぐにそんな
いやらしい顔になるんだな。」

と、ミケはフッと息を漏らした。


……反論することはできない。


そのまま優しい愛撫を続けられ、
息は弾み、鼓動は高鳴る。


ミケの吐息が身体にかかる度
少し身体を震わせ、
柔らかい髭が身体を優しく刺激する度
下半身は徐々に疼き、
興奮を覚えずにはいられない。


「んあっ……はぁ…、」

思わず漏れ出した声は、
静かな部屋の宙を舞う。