第2章 匂いと誘惑
「ちょ!ちょっと待ってくださいっ、」
「……なるほどな。」
アンの制止を無視し、
何か納得したような声を上げるミケは
そのまま陰部に鼻を近づけ、深く匂いを嗅ぐ。
「あぁっ、……んっ、
そんなとこ、匂わない、で下さいっ!」
ミケの鼻息が陰部をそっと刺激し、
じわじわと下半身が疼いてくる。
少し風が当たっているだけ、
なんて呑気なことを考えて
下半身の疼きを止めようとするが
全く効果はなく、反射的に小さく身体が震えた。
「触ってもないのに、こんなに濡れるのか?」
ミケは下着を少しずらし、陰部を見入る。
下着と陰部の間は愛液で繋がり、
糸を引いていた。
「ん、ぁっ……、
見ないで、くださいっ……」
ただただ恥ずかしい……
こんな乱れたところを見られたくない……
だがこの湧き上がる淫欲を
解消する術は思いつかず、
見られて尚、愛液は陰部から溢れ出てくる。