• テキストサイズ

密かな交換条件【進撃の巨人】

第2章 匂いと誘惑



ミケのキスは強引な言葉とは裏腹に
とても優しく、
唇を啄むように柔らかく
アンの唇を包み込む。


ミケは一瞬唇を離すと、

「なかなかそそる顔をするな……」

そう言って鼻で笑った。


アンは何も言えず目を伏せると、
ミケは再び唇を重ね
ゆっくりアンの口内に舌を入れ、
優しく舌を絡める。



気持ちがどんどん昂っていく。


……このままじゃ流される……


「……はぁっ、ん……、
ほんとにこれ以上は無理です……」

アンはミケの胸元を押さえ、唇を離した。


「何だ、お前初めてなのか?」

あまりに的外れな質問に、
アンは一気に赤面し、

「は、初めてじゃありません!」

と、思わず声を荒げる。


「なら別にいいだろう。
やり方が分からない訳じゃないんだろ?」

ミケはそう言うと
アンをベッドに押し倒した。

/ 74ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp