第4章 日向ぼっこ
「、リアッ、、リアッ……ぐ、ゥ、!」
リアの体がビクつき震えるイメージにあわせて手の動きを早めれば一緒にイクように陰嚢から精子がせり上がる感覚がする。
近くにあったタオルを手繰り寄せ、右手は竿を扱いたまま、左手にタオルを持ち先端へ当てる。
グチ、
来る、という瞬間に亀頭を親指で押し潰すように刺激する。
ドピュッ──ピュル、
最後まで出し切ろうと緩く手を上下させると、当てたタオルに出した欲がゆっくりと染み込んでいく。濃いソレは簡単には染み込まず、出したところを内側に畳むようにするとぬるりとした。
「ハッ…ハア……ッ、」
射精の余韻にぼうっとしながら、徐々に罪悪感が湧いてくる。
リアが知らないうちに、リアをオカズに抜いてしまった……。
今まで何度も我慢してきた彼女をオカズにするという行為はこれまでの自慰で一番気持ちよく、そしてその分出すのが早かったような気がする。
「クソッ……しないようにしてたのにリアのベビードールって聞いただけでこれかよ……」
リアへの好意を認識してから、リアに触れようとも想像しながらの自慰など、と堪えていたにもかかわらず。
あの島でリアが少量の媚薬を口にしてしまったあの時でさえ堪えたのに……いや、あれがあったからこそまた想像がリアルになったとも言えるか。
そこまで考えると次第に今度はおれの欲に塗れた竿にリアが手を添え、キスを落としてくる想像をしてしまった。
いわゆる、『お掃除フェラ』というやつだ。
「…………」
無意識に手に力が入り、ヌチャ、という音に一瞬思考が止まる。
すでに汚したこのタオル。
ならば一度も二度も変わらない。
おれはタオルのまだ汚れていない面を手に握り、もう片方の手をまた張り詰め始めたソレへと添えた───────