第13章 心配されてみた
Buster Bros!!!
山田一郎
「鈴森。…ちょっと休憩しねえか?」
机に向かって真剣な貴方に彼は微笑みかけます。
後ちょっとだから、と手を止めない貴方を見て彼は笑いながら溜息をつきました。
「鈴森は頑固だからな〜。…それ区切りついたら休もうな。お前が好きなアイスも買ってきたから」
やっとの休憩で2人でアイスを食べていると
「…真剣なお前も好きだけどこういう好きな物食べて笑ってる鈴森も好きだ」
と言ってくれます。
山田二郎
「鈴森ちゃん、まだやってたの?…ちょっとは休憩しねえと嫌になっちゃうよ?」
横に座って貴方の手に自分の手を重ねる彼。
「鈴森ちゃんが頑張り屋さんなのは知ってるけど、最近疲れてるじゃん」
そう言って作業を続けようとする貴方を半ば強引に机から引き剥がしました。
「…俺と10分だけでも話そ?」
そう言って心配そうに眉を下げて見つめてくる彼に負けてしまう貴方です。
山田三郎
「鈴森さん…。僕心配です」
机に向きっぱなしの貴方に話しかける彼。
貴方が首を傾げて振り返ると頬を両手でぎゅっと挟んできました。
「目の下にクマができてるじゃないですか!やっぱり寝ましょう。その方が効率も良いですよ」
そう言って貴方の手を引いてベッドまで連れていきます。
「ちゃんと寝てくれたら僕が起こしますから」
そう言って寝付いた貴方の頬を撫でながら
「何でこんなにも頑張れるんだろう…」
と呟く彼でした。