第9章 『別れよう』と言ってみた
Buster Bros!!!
山田一郎
「え…?」
貴方の目を見て小さく呟く彼
貴方の少し潤んだ目を見て彼は黙り込みます
「……俺は知らない内に鈴森に無理させてたか?…なら、すまねえ。」
手を強く握って貴方の目を見つめます
「嫌な所全部言ってくれ。全部直すから。」
別れたくない彼は必死に理由を聞いてきます
山田二郎
「な、んで……?」
貴方の手を咄嗟に握って見つめてきます
しかし貴方の顔を見て目を逸らす彼
「俺鈴森ちゃんが嫌がる事しちゃった?」
震える声で聞いてきます
何も言わないでいる貴方に彼は抱きつきます
「……それが出てこないなら別れないよ。」
そう言って自分の部屋に篭ってしまいました
山田三郎
「……は?」
パソコンを見ていた彼は瞬時に振り返りました
「待って…。僕、何かしちゃいましたか?」
貴方のお腹に顔を埋めて抱きしめてきます
しかしいつものように抱きしめ返さない貴方に涙を流し始める彼
「……嫌です。僕の彼女は鈴森さんだけしか成り立たないんです。」
MAD TRIGGER CREW
碧棺左馬刻
「あ゙ぁ?」
今さっきまでの表情が一変しました
あの赤く鋭い目で見つめられるも貴方も怖がりながらも見つめ返します
「チッ…。絶対離さねえからな。」
キッと一睨みされます
しかし少しして頭を優しく撫でてきました
「……何でんなこと思ったのか言え。」
入間銃兎
「は?」
酷く冷めきった声で振り返られました
「……失礼。私が何かしてしまいましたか?」
眉間を抑えながら作り笑顔で聞いてきますが、何も言わない貴方を溜息をついて押し倒しました
「別れたい理由は?あるから言ったんですよねぇ。直すべき所は直しますから…。俺が納得出来る理由を言え。」
悲しそうに揺れる瞳は貴方を見つめ続けます
貴方の手首を押し付けて言いました
「私は鈴森を離したくないんです…。」
毒島メイソン理鶯
「……小官が何かしてしまっただろうか。」
貴方の手をとって聞いてきます
何も言わない貴方に彼は言います
「そんなに急がなくても良いだろう。何故小官と別れたいのか説明してくれ。」
そう言って貴方を椅子まで案内します
「これだけは言っておこう。…小官は鈴森の幸せが第1だ。」