第8章 襲撃
突然ヘリオポリスが大きく揺れたのだ。全員突然のことに慌てふためいた。
キラ「これは!」
貴方『攻撃されてる?』
キラ「リツカ!」
貴方『わかってる!』
キラは目の前にいた見張りを思い切り蹴って急いでコクピットを閉める。リツカも自分を拘束している軍人を背負い投げしてエトワールへと走る。
「待て貴様!」
キラ「攻撃されてるんでしょ!?こんなことしてる場合ですか!」
彼女をもう一回捕まえようと司令官が手を伸ばすがストライクの足によって阻まれる。エトワールへと辿り着いたリツカも急いで準備をする。
キラ「行こう!リツカ!」
貴方『うん!敵はおそらくGだと思う!』
アークエンジェルのところに行くと今まさにブリッツが攻撃を仕掛けているところで急いでその攻撃を弾く
キラ「くそっ!こんな所まで!」
貴方『アークエンジェルも動き出した…』
キラ「ブリッツは僕が相手をするからリツカはアークエンジェルに!」
貴方『わかった!』
さっきの司令官の言葉でキラは落ち込んでおり、心配だが今は目の前のことに集中しなければやられてしまう
ミリィ「キラ!リツカ!戻って!アークエンジェル発進します!」
貴方『キラ戻るよ!』
キラ「わかった」
ニコル「逃げるのか!!」
ブリッツが追いかけてきたが爆発により阻まれしまったようだ。ストライクとエトワールはアークエンジェルの上へ着艦する
ナタル「ストライク、エトワール着艦!」
マリュ「アークエンジェル発進!最大全速!」
アークエンジェルが離脱したタイミングでアルテミスが爆発。アルテミスにいた者たちは全滅だろう。
ムウ「坊主!嬢ちゃん!」
キラ「・・・」
ムウ「どうしたんだ?」
貴方『今は放っておいてあげてください』
ムウ「坊主を頼んだ」
貴方『はい』
キラの部屋に到着しノックをするが返事がない。試しにドアを開けると本当に開いてしまい戸惑うが中を覗く。
貴方『キラ?』
そこには枕に顔を押し付けて寝ているキラの姿があり、トリィが枕元に立っていた。彼女はベッドに腰掛けキラの頭を撫でると擽ったいのかキラは身を捩る
貴方『ごめんねキラ…君ばかり背負わせちゃって…次こそは必ず守るから』
彼女はそうキラに謝罪をし、彼女の目からは涙が零れていた。まるで真珠のように