第7章 危機を乗り越えた大天使
キラ「OSのロックを外せばいいんですか?」
「まずはな。だが君にはもっと色々なことが出来るんだろう?」
キラ「なにがです?」
「例えばこいつの構造を解析し、同じものを作るとか。逆にこういうモビルスーツに対して有効な兵器を作るとかね」
キラ「僕たちは普通の民間人で学生です!軍人でもなければ軍属でもない!そんなことをしなければならない理由はありません!」
キラは言われた言葉に苛立ちを覚え、反論するが彼らは逆にニヤリと笑いキラに酷い言葉を投げかける
「だが君たちは裏切り者のコーディネイターだ」
キラ「裏切り者!?」
「どんな理由でかは知らないがどうせ同胞を裏切ったんだろう?ならば色々と」
キラ「違う!僕は…っ!」
「地球軍に着くコーディネイターは貴重だよ?心配することは無い君は優遇されるさユーラシアでもな」
貴方『いい加減にしろ下衆!』
「ぐっ!貴様っ!」
さっきまで大人しく聞いていた彼女だったが大切な人の悪口を聞いて黙っている訳もなく彼の鼻めがけて頭突きをお見舞いしたのだ
貴方『黙って聞いてれば人の悪口をベラベラと!コーディネイターだからなんだってんだ!こっちはてめぇらの味方してる訳じゃないんだよ!!友達が乗ってて守るために乗ってるんだ!』
「貴様!そいつに少し痛い目見せてやれ!」
キラ「リツカ!!」
彼の命令でそこにいた者たちはこちらに駆けつけリツカを拘束し、痛めつけ始めた
貴方『こんなアンタらだからコーディネイターも呆れるんだよ!』
「この!まだ言うか!」
貴方『何度でも言ってやるよ!いっ!!』
キラ「やめてください!」
貴方『き…ら…』
キラ「ロックを解除しますからリツカに手をあげないでください!」
キラは殴られ続けるリツカを見て声を上げた
拘束して動けない少女に暴力を振るうなんて卑怯な者たちである
「君に免じて許してやろう。さぁ早くロックを開けるんだ」
キラ「リツカ大丈夫?」
貴方『ごめん…キラ…』
キラ「こっちこそ守れなくてごめん…あとで手当しよ?」
貴方『ん…』
キラは優しく痣になったところを撫でるとそのまま抱きしめる
そしてストライクの方へと足を運ぶ。もちろん軍人の監視付きである