第5章 美しかった街
彼女が笑顔でエトワールに向かった方を見つめるキラは手を握りしめ怒りに震えていた
キラ「卑怯だ貴方たちは…」
マリュ「キラくん…」
トール「キラ…」
キラ「そしてこの艦にはモビルスーツはあれしかなくて今扱えるのは僕とリツカだけだって言うんでしょ!?」
そう言ってキラはストライクへ走って向かう
ストライクの横にはエトワールがあってリツカが乗り込もうとしていた
キラ「リツカ!」
貴方『キラ!?なんでここに』
キラ「戦うのは嫌だけど…君一人戦わせる訳にはいかない…」
貴方『キラ…』
キラ「リツカが皆を護るっていうならリツカは僕が護る」
貴方『っ…うん…』
結局はこうなってしまう…
辛い顔をして欲しくなくてエトワールに乗ると宣言したのに結局キラを戦場に出させてしまうことになってしまった
貴方『変えられないのかな…』ボソッ
ハロ「リツカ!リツカ!ハヤク!ハヤク!」
貴方『うん』
急いでエトワールに乗り込みヘルメットをし、ライトを接続させる
貴方『キラ無理しないでね?』
キラ「うん…大丈夫…」
ハロ「全装備完了 出撃可能 パワー100%」
貴方『了解 リツカ・セルフィア エトワール いきます!』
そして地獄な戦闘が始まってしまった…コロニーには穴が空きそこから次々とモビルスーツが入ってくる
貴方『くぅ…戦いづらい!』
ハロ「後方に敵機接近 前方にも注意を」
貴方『チッ!』
「貰ったぁ!!」
貴方『邪魔だ!!』
「な、なに!?」
貴方『遅いんだよ!!』
「は、はや過ぎる!!」
次々とサーベルでいとも簡単に敵の機体を斬り伏せていくリツカは泣いていた
止めることの出来ない戦争…止めることの出来ない想い…彼女は泣きながら敵を討つ
ハロ「アークエンジェルに攻撃あり コロニーに攻撃あり」
貴方『くっ!護りながらの戦闘がこんなにも難しいものだなんて!』
「死ね!ナチュラル!」
貴方『そちらが…死ね…』
ハロ「リツカモクテキワスレタラダメ!ダメ!」
貴方『ハッ!ご、ごめん!!』
ハロ「ストライクにイージスが接近」
貴方『キラとアスランかッ!』
彼女の機体はストライクとイージスに向けて高速で飛び立った
彼女は止められるのか