第4章 飛び立つ大天使
マリューは部屋で休憩していたキラとリツカの元へ行き、機体に乗って貰えるかどうか聞いていた
キラ「お断りします
僕たちをこれ以上戦争なんかに巻き込まないでください!」
マリュ「キラくん…」
キラ「貴方の言ったことは正しいのかもしれない
僕たちの外の世界は戦争しているんだって…でも僕らはそれが嫌で戦いが嫌で中立のここを選んだんだ!それを…っ」
キラは戦争したくないし機体にも乗りたくないとラミアスに断り続けていた
ラミアスが困った顔をしていると急に通信が入る
「ラミアス大尉 至急ブリッジへ」
マリュ「どうしたの?」
ムウ「モビルスーツが来るぞ」
皆「えっ…」
ムウ「早く上がって君が艦長だ」
マリュ「私が!?」
ムウ「先任大尉は俺だがこの艦のことはわからん!」
マリュ「わかりました ではアークエンジェル発進準備
総員第一戦闘配備 大尉のモビルアーマーは?」
ムウ「駄目だ出られん!」
マリュ「ではフラガ大尉CICをお願いします」
なんとこの艦に向かってモビルスーツが発進して来ているようだ…ラミアスが艦長となり全員に指示を出す
マリュ「聞いての通りよまた戦闘になるわ
シェルターはLv9で今は貴方たちを降ろしてあげることも出来ない
どうにかこれを乗りきってヘリオポリスから脱出する事が出来れば…」
ミリィ「トール…」
貴方『この艦を守ればいいんですね?』
さっきまで黙っていたリツカが口を開く
彼女の目は覚悟を決めていてまっすぐラミアスを見ていた
マリュ「リツカさん…ええそうよ」
貴方『では私がエトワール向かいこの艦を守ります』
キラ「リツカ!?何言ってるんだよ!」
マリュ「本当にいいの…?」
貴方『ここにはミリィたちもいる…それに他の人たちも…ならば私ができることはエトワールに乗り皆を守ることだ』
キラ「人を殺すことになるんだよ!?」
貴方『皆を守れるならこの手が血で汚れても構わない
それしか今の私にしか出来なくてそれしか生きる術がない』
キラ「でも…っ」
貴方『キラはここに居て私が貴方たちを守るから
ライト今すぐにエトワールへ向かうよ!』
ハロ「リョウカイ!リョウカイ!」
キラ「リツカ!駄目だって!」
貴方『見てて!絶対に護りきるから!』
彼女は機体へ向かって走り出した