第4章 飛び立つ大天使
カズイ「この状況で寝られちゃうってのも凄いよな」
ミリィ「疲れてるのよ…キラたち本当に大変だったんだから…」
カズイ「大変だった…か
まぁ確かにそうなんだろうけどさ」
サイ「何が言いたいんだカズイ」
カズイ「別に〜ただキラにはこんなことでも大変だったなで済んじゃうもんなんだなって
キラもリツカもあのOSを書き換えたって言ったじゃん?それっていつさ」
サイ「いつって…」
カズイ「キラたちだってあんなもんのこと知ってたとは思わない
じゃあいつOS書き換えたんだよ」
カズイはこんな状況になって混乱しているのかキラのことを悪くいうつもりもないのだろうが少しトゲのある言い方をする
カズイ「リツカはともかくキラがコーディネイターだってのは知ってたけどさ
遺伝子操作されて生まれてきた奴らコーディネイターはそんなことも大変だったで出来ちゃうんだぜ?
ザフトってのはみんなそうなんだ...そんな奴らと戦って勝てるのかよ地球軍は」
貴方『だからなに?キラはキラでしょ?』
ミリィ「リツカ!起きてたの?」
貴方『さっき起きた…』
トール「まだ寝ててよかったのに」
貴方『ちょっと聞き捨てならないことが聞こえてね
カズイ 君のその考え変えた方がいいよ』
カズイ「え?」
貴方『キラはコーディネイターだよ…でも大変だった…で済むわけないじゃない
彼は彼で苦しんでるコーディネイターでもいい人はいる』
カズイを真っ直ぐ見つめキラのことをひとつひとつ理解して貰えるよう話す
たとえキラの学友だとしても彼女からしたら聞き捨てならない言葉だった
貴方『お願いだからキラをキラとして見てあげてコーディネイターと一括りにして見ないで』
カズイ「・・・」
サイ「リツカ…」
貴方『お願い…カズイ…みんな…』