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真珠の涙

第2章 呪術高専



夏油side

ただ、そうだな。
その格好をそこら辺の奴らに見せたくないな。

隣に女がいても、男の目を引いてしまう彼女。想像してヤラれるのがオチだ。殺してしまう前にどうにかしないと。

とりあえず今着ているTシャツを風海に被せて着るように促す。

傑「風海、悪いがコレを着ててくれ。」

そう言い着せたものの、大きすぎて何も着てないように見えて、コレはコレでエロい状態になってしまった。

素肌の出ている部分が少なくなったから、妥協しよう。

なぜか悲しそうな表情になってしまった風海。早く遊びに行きたいのかと思い、荷物番を決めることになった。風海が負けても1人にならないように2人にする。灰原と私が残ることになった。
途中で交代することになったが、心配なのは風海だ。悟がいるから他のやつからは守ってくれると思うが、その悟が何かしでかさないかを心配している。

悟「残念だったな、傑!」

そう言いながら、風海の肩を抱き寄せる。
あまり触れないでほしい。嫉妬渦巻く感情で呪力が乱れるのを感じた。硝子がいるのが唯一の救いだ。

傑「硝子、頼んだよ?」

えぇ〜俺は〜?!とか言ってる悟を横目に飲み物の買い出しの準備をする。
灰原を残して全員分の飲み物を買いに行く。じゃんけんで負けたから奢る羽目になった。

海だからなのか、いつも通りというべきか、ナンパが絶えない。あまり傷つけないように断るが、しつこい子たちがいて困ってしまった。
風海にTシャツを着せたから、上半身裸なことをいいことに、身体を触ったり抱きついたり…身体を鍛えているから自信はあるが、君たちに見せるためじゃない。正直、嫌な気はしないが、前ほどじゃない。どうせなら風海に…

少し苛立ち始めた時に、風海と硝子が見ていることに気がついた。少し距離があるが声をかけようとすると、泣きそうな顔で行ってしまった。

そんな彼女たちの後ろ姿を眺めていると、やっぱりナンパが絶えない。無事パラソルまで戻れるだろうか…

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