第2章 呪術高専
夜蛾先生から自分で決めろと言われた。
話したい気持ちはある。内緒事は苦手だから。
けど…嫌われたらどうしよう…?
気持ち悪い能力だなって。めんどくさいやつとクラスメイトになっちゃったって思われたら…
悟「うじうじ悩むならやめろ。うちに嫁にきて、閉じこもってりゃいいじゃん。めんどくせぇな。嫌なら自分で強くなれよ。」
うぅ…確かに…私らしく生きていくためには、自分で頑張らないといけないんだ…。
『私、2人に話します。一緒に任務行くことが多くなると思うので。でも…先輩たち、一緒にいてください』
私の精一杯のお願い。
悟「しょうがねぇな。でも自分で話せよ?あと、五条家に嫁に行くって言え!」
傑「いい加減にしないか、悟。それは私が反対しただろ?五条になったところで危険は変わらないんだ。なんなら夏油になればいい。私は一般家庭の出身だからね。狙われることはまずない。」
そんなことで喧嘩しないで欲しい。
とりあえず、今日のうちに話してしまいたい。
灰原くんは傑さんから言われればなんでも信じてくれそうだし、七海くんは見ないと納得しないだろうな。
2人を呼び出すメールを送る。
すぐに教室に来てくれることになった。
硝子さんはまだ医務室でしないといけないことがあるから残ることになり、悟さんと傑さんが一緒にいてくれることになった。
教室に行くと、すでに2人が待っていた。
灰原「夏油さん!怪我をしたって聞きました!大丈夫なんですか?」
やっぱ傑さんのこと大好きなんだな笑
呼び出したの私なのに〜
『あのね、実は…』
自分で話すのは恥ずかしい。歌声で魅了するなんてほどのものじゃないから、惑わすって言ったら傑さんの訂正が入ったり、五条家の嫁にするって横槍が入ったり。
『とにかく、迷惑をかけちゃうと思うんだけど…私、強くなるから。ずっと友だちでいて?』
そういうと灰原くんは頷いてくれた。
七海くんは難しい顔をしている。やっぱり見ないと納得しないタイプだよね。
七「友だちでいられるかは、また別の問題です。僕はあなたを大切に想っています。1番近くで護ります。」
えっ!大切に?私も七海くんが大切だけど、その言い方は勘違いしてしまいそうになるよ?