• テキストサイズ

真珠の涙

第2章 呪術高専


1年生は2人だけだった。私を入れて3人。
どちらも男の子だから、呪術師は男の人が多いのかな?

七海くんは、しっかり者な感じ。
灰原くんはムードメーカーな感じ。

挨拶をすると、すぐに
灰「風海、可愛いね!みんなで連絡先交換しよう!」
と提案してくれた。

放課後になり、傑さんが迎えに来てくれる。
灰「夏油さん!」

どうやらこの少ない人数なので、1.2年生合同で体術訓練をすることもあるらしい。任務も然り。
そのため、灰原くんは傑さんに憧れているらしい。

わかる。素敵よね!


傑「やぁ。風海、迎えに来たよ。」

私は1人で行動することを禁じられている。これは悟さんと傑さんの言いつけ。出来るだけ、どちらかと過ごすようにと悟さんのお父様からも夜蛾先生からも言われているのだけど。ちょっと過保護過ぎやしないか?こーやってわざわざ迎えに来てくれるのも…嬉しいけど、ちょっと恥ずかしい。

日替わりで迎えに来る傑さんと悟さん、灰原くんから「どっちと付き合ってるの?」と聞かれてお茶を吹き出しそうだった。

まぁそうなるよね。そう思うよね。事情を説明してないんだもん。そもそも、どこまで話していいのかもわからないから、なんとなく話さないでいるけど、この2人は信用していいんじゃないかな?

傑さんが迎えに来てくれた日は、しっかりお勉強をする。
教え方が上手で分かりやすいから2ヶ月分の遅れは追いつけそう。

悟さんの日は体術。
すっごい投げられる。身体中あざだらけ。「なんでできねーんだよ」とか「センスねぇな」とか本当にヘコむ。
先日は頭を強く打ってしまい、硝子さんに治してもらった。悟さんはこっぴどく叱られたそうだが、受け身を取れなかった私も悪い。どうにかしたくて傑さんに頼むと「私じゃ力になれないよ。君を投げ飛ばすことができない」と言われた。
/ 393ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp