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真珠の涙

第6章 年末



あっという間に約束の年末年始になった。


29〜30日は傑さんのご実家にお泊まり。

傑さんのご実家は一般のご家庭で、非術師とのこと。紹介してくれるって言ってたけど、なんて説明するんだろう?


30〜31日は儀式のため、武神家に。

硝子さんは儀式の日だけ武神に来てくれることになった。陸くんのこと、気に入ってたみたいだし、また会いたくなったのかな?


31〜1日は五条家に行くことになっている。

五条家は新年ということもあり、お祝いの席があるようで傑さんも参加させてもらえることになったけど…婚約者として出席してほしいと。そうすると、傑さんはどの立場で参加するんだろう?
しかもパーティーは別の日にもあるらしく、そちらにも参加してほしいとのこと。こっちは洋装で御三家も出席するらしい。御三家も参加するって、私も参加していいの?隠しておきたいって聞いてたのに…。とりあえず、行ってみないことには何もわからないので行くことにした。何か状況が変わったのかもしれない。


傑さんのご両親に会うのに何を着ていけばいいんだろう?緊張しちゃう。
硝子さんに相談したら、私は目鼻立ちがしっかりしてるから、服で主張しちゃダメだって言われた。なるほど。…で、結局何を着たらいいのかわからなかった。
傑さんは、いつも通りでいいよと言ってくれた。逆に私の儀式で何を着ればいいのか聞かれて返答に困った。一応、男性は袴を着るけど、身内ではないからなぁ。傑さんは出来る限りのことはしたいと申し出てくれて、悟さんと共に袴を着てくれることになった。年末年始は和装で過ごすことになりそう。
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