第4章 変化
ある日、夜蛾先生から呼び出しがあり、心当たりのない私はびくびくしながら2年生の教室に向かった。
そこにいたのは夜蛾先生、そして悟さんと傑さん。
夜「天元様から直々のご指名だ。」
私たち3人である女の子を守らないといけない。私がいることに悟さんと傑さんは反対したけど、もし命の危機があるなら怪我が治せる私がいたほうがいい。
正直、悟さんと傑さんは守る対象が2人になってしまうから大変かもしれない。自分のことは自分で守る!
出発の日
傑「風海、絶対に約束してくれ。私たちから離れないと。」
悟「約束が守れないなら、連れて行かねぇからな。」
と念押しされ、頷く他なかった。
私が真ん中で並んで歩いていると、ホテルが爆破されている。あぁ…すでに動きがあったんだ。私は悟さんと一緒に、傑さんは呪霊に乗って少女救出に向かう。
たくさんのナイフが飛んでくる。
悟さんがいち早く気がつき、守ってくれる。私だってこれくらいならできるのに…2人と約束したのは離れないことだけじゃなく、なるべく人魚の力を使わないこと。そして悟さんのサングラスをかけること。
なんか本当に役立たずな気がするけど、私は何のために指名されたんだろう?
とりあえず傑さんに無事の連絡を入れ、あちらに向かう。
少女は無事だったようで今は眠っている。
目が覚めた時に安心できるようにしてあげたい。きっと怖い思いをしたことだろう。
…と思ったが、なかなかに元気のいいお嬢さんで驚いている。
理「妾のことは、おまえが守れ!この男たちは無礼じゃ!」
と言われる。
えぇっ!?私だけでは無理だよ…
けど夜蛾先生から“星漿体”の言うことはなるべく叶えてほしいと。
頑張るけどさ…