• テキストサイズ

真珠の涙

第4章 変化



私の課題は身体の硬さ。

いつものように部屋に来た悟さんに柔軟体操をお願いした。ちょうどお風呂上がりだったし、柔軟には最適!

軽い気持ちでお願いしたのが間違いだった。

筋が切れるんじゃないかと思うくらい容赦なく押してくれた。
予想以上に強く押されて

『やだっ!止まって!悟さん…痛い』

本気で筋が切れる。身体がミシミシなってる。
開脚して前に倒れているが、両腕を突っ張ってなんとか耐えている。


悟「うるせぇな。おまえがやってほしいって言ったんだろ?ほらっ」

本当に無理!さらに体重をかけてくる。

『うぅ〜だって…あっ!』

もう腕が…限界…!!
と思ったら、ドアの開く音。


悟「何だよ、そんなに焦って。まさかえっちな展開を想像した?w」

えっちな展開ってなに?!とにかく助けて!

傑「…やめろ。」

いつもより小さな傑さんの声。うまく顔を上げられないが、傑さんが手で口元を隠している。なんで照れてるの?!

『うぅ…傑さん、助けて…
ふぅ…ふぅ…悟さんもういい…あぁ゛〜傑さん助けて…』


2人して笑いながら揶揄われる。
もう!私からお願いしたことだけど、こんなはずじゃなかった!

『七海くんと灰原くんに頼むからいい!』

と言うと、それはダメだと言う。

『じゃあ優しくしてください』
とお願いすると、2人してゲラゲラ笑い出した。
もう!なんなの?!
/ 393ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp