第4章 変化
私の課題は身体の硬さ。
いつものように部屋に来た悟さんに柔軟体操をお願いした。ちょうどお風呂上がりだったし、柔軟には最適!
軽い気持ちでお願いしたのが間違いだった。
筋が切れるんじゃないかと思うくらい容赦なく押してくれた。
予想以上に強く押されて
『やだっ!止まって!悟さん…痛い』
本気で筋が切れる。身体がミシミシなってる。
開脚して前に倒れているが、両腕を突っ張ってなんとか耐えている。
悟「うるせぇな。おまえがやってほしいって言ったんだろ?ほらっ」
本当に無理!さらに体重をかけてくる。
『うぅ〜だって…あっ!』
もう腕が…限界…!!
と思ったら、ドアの開く音。
悟「何だよ、そんなに焦って。まさかえっちな展開を想像した?w」
えっちな展開ってなに?!とにかく助けて!
傑「…やめろ。」
いつもより小さな傑さんの声。うまく顔を上げられないが、傑さんが手で口元を隠している。なんで照れてるの?!
『うぅ…傑さん、助けて…
ふぅ…ふぅ…悟さんもういい…あぁ゛〜傑さん助けて…』
2人して笑いながら揶揄われる。
もう!私からお願いしたことだけど、こんなはずじゃなかった!
『七海くんと灰原くんに頼むからいい!』
と言うと、それはダメだと言う。
『じゃあ優しくしてください』
とお願いすると、2人してゲラゲラ笑い出した。
もう!なんなの?!