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【黒子のバスケ】Assistant story

第1章 迷い道での再会


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まさかそんな。



宮地は困惑していた



昨日まで相手が男だと思い込み寝れないくらい頭を悩ませた問題が今日になり跡形もなく消えたからである



安心と共に悩んでいたことが馬鹿らしくなりとてつもない怒りが込み上げる



「チッ」



思わず舌打ちがもれると大坪が声をかけた



「随分苛ついてるな宮地。そんなに藍沢が女だったことが気に食わないか?」



「別に」



「女だろうと昨日見た実力が変わるわけじゃあない。よく見れば女だと納得できる部分もあるしな」



違う。俺は実力の事に苛ついているんじゃあない



そう思った宮地であったがこの気持ちを何と表していいのか分からず黙りこんだ



そんな事を思っている時監督が体育館に入ってきて挨拶が始まった



「今日も暑いがしっかり水分補給をしながら練習に取り組むように。体調管理が一番の練習だからな」



部員が返事をすると監督がまた口を開く



「今日は朝随分騒がしかったようだが何かあったのか?大坪」



「藍沢が女であることが判明しまして動揺が少々」



『…監督は分かってましたよね?』



「当たり前だろう?私が何年教師をしていると思っている」



『監督…!!一生ついていきます!』



そういうといづきは相当嬉しかったのか監督に抱き着く



部員がざわつくが監督は何事もないようにいづきの頭をぽんと撫でると練習を開始させた



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