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【黒子のバスケ】Assistant story

第1章 迷い道での再会


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「機嫌直せって藍沢ー」



「お前が男と間違えられるのは今に始まったことじゃないだろう」



むっすー、と口をへの字にしバッシュを履くいづきの横で笑いを堪えながら機嫌を取る高尾だったが緑間の言葉に何それ!と食い付き更に機嫌を損ねる事となった



『あのねえ、今回こそはちゃんと分かるように笑顔振り撒いたでしょうが。女は愛嬌だと教わったからよー』



「それが逆効果だったという事が分からないか。噂によるとお前のファンがもういるらしいのだよ」



『オーマイガッ』



「それと部内にも波紋が広がってんぞ。宮地さんさっきから動かねえし」



高尾が指を指した方向にはボールを一定のリズムでドリブルする宮地の姿があった



『そんな?女ってことでそんなショック受ける?待って宮地さんホモ?ホモなの?』



「やめろ。それ以上言うと…」



バコンッ



『いでッ!?』



いづきの頭に当たったのは宮地の持っていたボールであった



「言わんこっちゃないのだよ。宮地さんは耐性がないからな」



『…宮地さん痛いっす』



「てめぇが悪い。次言ったら轢くぞ!」



怒りが露になる宮地はそのままずかずかと大坪達の方へと歩いていった



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