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【黒子のバスケ】Assistant story

第1章 迷い道での再会


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眠い、ひたすらに眠い



次の日の朝、いづきは部活へ向かうため家を出た



角を曲がり欠伸をすると



「でっかい口開けて欠伸すんなよなー、女なんだろ」



『んを?』



そこにはチャリアカーにまたがり手を振る高尾が居た



『昨日の帰りまで男だと思ってたやつが何言ってんだか。おはよ』



「はよ。それに関しては悪かったって!ほら乗れよ真ちゃん迎えに行くからよ」



『悪いね、愛の巣を邪魔しちゃって!お邪魔しまーす』



「うっせーよwはいはいどうぞ」



高尾はぶはっと笑いをこぼしながらそう言うといづきが乗り込んだのを確認し走り出した



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「何だお前ら。急に仲良くなったのか」



緑間宅の前に到着すると第一声にそう呟いた緑間は少し表情を緩めながら荷物をリアカーに置くといづきに一度降りるよう指示した



『え?なになに』



「じゃんけんだ。負けた奴がリアカーを漕ぐことになっているのだよ」



「今まで俺勝ったことねえけどな」



『マジかよ。オッケーやろう』



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『ちっくしょ…!!おっもたい!!』



「わりーな藍沢!早く漕がないと部活遅れるぜー」



「気合いを入れろ。自慢の脚力を見せ付けるのだよ」



『うっせ!巨体が2人も乗ってんのにできるかって、のッ』



じゃんけんで見事敗けを納めたいづきは巨体2人を後ろに乗せ自転車を漕いでいた



学校に着いた頃にはいづきの足はガクガクでその場にへたりこむと大きく息を吐いた



『つっら…!これ筋肉痛になるわ…』



「ぶっは!しっかりしろってー」



「筋肉が弱ったのではないか?」



『うっさいわ!く~…!』



足に力を入れ立ち上がると屈伸運動をしたいづきは息を整え先を歩く2人のあとに続いて歩き始めた



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