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【黒子のバスケ】Assistant story

第1章 迷い道での再会


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一生会いたくなかった



宮地清志は抑えきれない怒りをベッドに転がり何とか発散していた



その原因は勿論いづきである



あの日、公園のバスケ場で見た目を奪われるようなシュート
そして男にしては細い指と綺麗な横顔を宮地は無意識に魅入ってしまった



まさか自分が男にその様な感情を抱くとは夢にも思っていなかった宮地の頭は疑問と怒りが渦巻き自分でも理解できないほど動揺していた



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「高尾お前さぁ、」



「何すか?」



「いっぺん眼科か頭の病院行ったほうが良いわ」



「ぶっふぉwいきなり何すか!目なら見えすぎるくらい正常っすよ」



宮地は吹き出す高尾に覚めた視線を送るとすぐに無言でシュート練習をする緑間に目をやった



「あれのどこがいいんだっつの」



「宮地さん分かんないんすかー?ほらあの横顔!魅入っちゃうくらい綺麗じゃないすか!もう美しいとしか言いようがないって」



「きっも。男だろ?しかもあれ!確かに睫毛は長いし顔は整ってるけど男だろ?」



「男も女も綺麗には違いなくないっすか?はぁー…たまんねえ」



うっとりとその横顔を見詰める高尾とは裏腹にガンを付けるように見る宮地に気付いた緑間は手を止め2人の元へと歩いてくると高尾の頭をガンっと殴った



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