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【黒子のバスケ】Assistant story

第1章 迷い道での再会


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戻ってきたいづきは高尾の赤い顔を見ると楽しそうに笑い



『さっきまでの何考えてっかわからない顔より今のが良いね』



「もう、マジお前性格わっる」



『お褒めに与り光栄でっす。まあ、お詫びといっちゃ何だけど、シンタローの中学時代の秘蔵写メを進呈しよう!』



「うっおそれ本当かよ!?マジ見たいわ!」



その後、すっかり意気投合した高尾といづきは緑間の話題を中心に笑い疲れるまで盛り上がった



ーーーーーーーー



『はー…笑い疲れたー…』



「ほんっと、漕ぐこっちの身にもなれっつの!」



『まあまあ!いいんじゃあないの?収穫いっぱいで元気100倍っしょ?』



「否めねーわ」



チャリアカーで帰り道を走りながらそんな事話しているといづきは高尾に声をかけ曲がり道の手前で荷物を持ち降りた



「お前んちこの辺なんだなー」



『うん、角曲がってすぐだからここでいいよ』



「あーその角か」



『ンじゃーね、今日は付き合ってくれてサンキューね。高尾クン』



「いや、こっちこそサンキューな。明日からよろしく頼むぜ。それと、クン要らねーよ?呼び捨てで構わないって!」



『ん!りょーうかい!』



手を振って歩き出すいづきに高尾が後ろから声を掛ける



「この辺チンピラっぽいの居るらしいし気を付けろよー」



『ふはっ、私がチンピラに負けると思ってんの?』



「…ん?」



高尾はいづきの返答に一瞬止まり、手でオカマを表すジェスチャーをすると



「お前さ、もしかしてコッチ系?」



『は?もしかして私のこと男だなんて思ってないよな?』



「………」



無言で目をそらす高尾にいづきは拳を見せ、明日覚えてろよとにっこりと笑った



その笑顔を見た高尾は、じゃ、帰るわ!と急いで方向転換し帰っていった



『…ったく、お。電話電話…もしもし~?おうよ!解決ー。仲良くなれそうだよ。…うん、じゃ、また明日なシンタロー』



そうして秀徳一日目は過ぎていった



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