• テキストサイズ

【黒子のバスケ】Assistant story

第1章 迷い道での再会


-



『あ、ここ片付けとくんで着替えてきてください』



練習が終わり、あとはボールを倉庫にしまうだけになりいづきが声を掛けた



「いや、それは悪いだろう」



『今日ジャージで来ちゃったんで大丈夫っすよ!汗かいてるだろうし冷えないうちに』



----



「なー真ちゃん」



「何だ」



更衣室への廊下を歩きながら高尾は緑間へと問い掛けた



「藍沢って悔しいけどかなり出来んじゃん?それなのにスタメンじゃなかったのって理由あるわけ?」



「確かに特例として出場は認められていたが、実際あまり快く受け入れられることじゃなかったのだよ」



「反則的に強かったって訳じゃねぇんだろ?」



「キセキの中では中堅層だったが根本的な理由でな」



「よくわかんねーなキセキ」



そんな会話の最中、大坪があ、と声を発した



「体育館消灯時間だ。廊下の電気を付けないと今外真っ暗になってるぞ」



「藍沢ボール片付けてたよな?まー流石にもう終わって外にいっかな…って真ちゃんどったの」



何かを思い出す様な仕草を見せた緑間は、うむと自己解決したのか顔を上げる



「確かあいつは…」



「おいお前ら支度遅せぇんだっつの!先出てっからな」



宮地が緑間の言葉を遮り更衣室のドアを開け外に出ていった直後



「ぶっわわわ…!!?」



悲鳴が聞こえドアが乱暴に開くと青ざめた宮地が帰ってきた



「あっれ宮地サンどーしたんすか?まさか幽霊でも居ました~?なんつって」



青ざめた宮地を見た高尾はうっはwと笑い混じりに茶化したが、宮地は気にも止めず口を開いた



「み、み、見ちまった…!本当に出やがった…!!」



-
/ 50ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp