第56章 料理中に怪我して…(玲王・凪・凛・冴)
糸師凛
『いったぁ』と包丁で指を切ってしまい思わず涙が出ちゃう彼女ちゃん。そんな彼女の声を聞いた凛は急ぎ足でキッチンに来て「怪我したのか……?」と少し目を見開かせて血が出ている指を見る。そして彼女の指を掴むと思わず口に含む凛にギョッとする彼女。『凛ちゃん!汚いから口に入れたらダメ!お互い菌入っちゃうでしょ!』と言えば「そ、そっか……消毒液……」と言って消毒液を持ってきたかと思えば大量にかける凛ちゃん。『かけすぎぃぃ!』「あ、悪ぃ……」顔には出てないけどテンパってる。
❈❈❈❈❈❈
糸師冴
『あっちぃ!』と火傷した指を見ながら涙目になりながらも料理続けようとしたから後ろから頭を叩かれる。「冷やせ阿呆」と言いながら保冷剤を冷蔵庫から出して指を冷やしながら「冷却シートでも巻いとくか…」とどうやって手当しようかと考えている。『迷惑かけてごめんね』と彼女が言えば「迷惑なんて思うわけねぇだろお前馬鹿か。逆に悪かったって思ってる」『なんで?』「俺の飯作るのに火傷したんだから当たり前だろ。今度から俺が作る」と言うが破壊的に下手な為彼女に料理教わる冴。