第36章 夫じゃない彼に愛されて(潔・蜂楽・千切)
千切豹馬(國神の妻と)
錬介と倦怠期になってしまい、彼から愛してるという言葉も聞かなければ愛される事も減ってしまっていた。寂しく思いながらある日錬介が他の女性と仲良く笑いあってる姿を見た私は泣き崩れてしまい、それを支えてくれたのが錬介の親友である千切くんだった。
「國神は見る目がねぇよな。🌸さんこんなに綺麗で良い奥さんなのにさ」
『そんなことないよ。飽きられちゃうような女なのに』
「そんな事ねぇよ。だって俺、國神と🌸さんが付き合ってる時から🌸さんの事好きなんだからさ」
そう言う千切くんの目は熱と欲が篭っていて顔が赤くなっていくのが分かった。
『じゃあ…千切くんが私を愛してくれる?錬介が愛してくれなくなって寂しい私を……』
「ん、愛する。🌸さんがもう要らねぇって言っちまうぐらいに愛する」
その日私は越えてはならない一線を超えてしまった。千切くんと体の関係…不倫関係になった。
「なぁ🌸さん。まだ國神と離婚しないつもり?」
『離婚してほしいの?私と錬介に』
「してほしい。そんで俺が🌸さんの旦那になって幸せにしてぇ」
そう言って千切くんは熱く蕩けるようなキスをしてくれる。もう錬介とは離婚しても良いかもしれないなぁ…。
「國神。お前の奥さんさ、夜すげぇ可愛いし綺麗だよな〜」
「は?お嬢、お前アイツに何したんだ…?」