第2章 ぼんさんの場合
〜♪ 〜〜♪
🌸「あ、着信だ……わ、久し振りの友達からだ! もしもーし」
🍆「え、だれだれ?」
🌸「昔の幼なじみ! 中学校まで一緒だったんだよね〜」
🍆「幼なじみ? もしかして🌸ちゃんのことを狙い来たんじゃないの〜?」
🌸「あはは、そんなことないって〜……あ、今の? 彼氏の家に来てて……」
🍆「どうしたの?」
🌸「…………」
🍆「🌸ちゃん?」
🌸「何言ってるの……? なんでそんな酷いこと言うの?」
🍆「え、なになに、嫌なこと言われた?」
🍆「ほら、ちょっと貸して、🌸ちゃん」
🌸「あ、ぼんさん!」
🍆「ごめんね〜、🌸ちゃん、急に体調悪くなっちゃったみたいで」
🍆「また後日電話してね、🌸ちゃんに嫌なこと言わないなら」
🌸「え……」
プツン……。
🌸「あ、勝手に切って大丈夫だったかな……」
🍆「大丈夫大丈夫。そんなことより、ほら、胸貸してあげようか?」
🌸「え……?」
🍆「ほら、泣きそうな顔してるからさ?」
🌸「ぼんさん……」
🌸「ううっ、さっき友達に別れろとかなんとかって言われて……」
🍆「あ〜、それはつらかったね、よしよし」
🌸「あんな人じゃなかったのに、どうしちゃったんだろ……」
🍆「なりすましとかだったのかね。あとでドズさんに相談してみよ、ね?」
🌸「うん……」
🍆「もうちょっとだけ、こうしててもいいけど」
🌸「ふふ、ぼんさんったら……」
🍆「はは、やっぱ笑った顔がお似合いだよ、🌸ちゃん」