第3章 ねむり ◆夢女
ふらっ
(···目眩がするな。それに熱っぽい、あー風邪の始まりかな?)
「彩華さん」
「はい!」
すっ
「これ解熱剤です。朝からちょっと体調が悪そうでしたので飲んでください」
「ありがとうございます!」
「どういたしまして(笑った笑顔が優しいんだよな、彩華さんは吸対には必要な方だ。俺が出来る事をサポートしよ)」
✿✿✿
むくっ
「···彩華··?」
キョロキョロ
(いない)
たたた
「彩華、さやか」
ガチャ
たたた
(いない)
ぺたん
「ふえ···えーん!」
ガチャ
「ただい··!、どうしたんですかロナルドさん!?」
ぎゅむ
「起きたらいなかった···」