第35章 ドーナツ
カタクリは部屋に戻るとブリュレを呼んだ
「何?カタクリお兄ちゃん」
「なぜさっきあんな事を言った?」
「ん?あ‥宝石族の女にかい?」
カタクリは頷いた
「だってあの手紙はママからの招待状でしょ?結婚式の」
「違う‥差出人はママだが‥俺からの手紙だ」
「ママが選んだんじゃないの?」
「ママに俺が頼んだんだ‥婚約者は選ばせてほしいと」
ブリュレは驚いた
「でもそんな事いくらカタクリお兄ちゃんでも許されたの?だってママは珍しい種族を集めてるのに‥‥」
「珍しい種族との結婚なら認めてくれた‥俺は彼女に好意を抱いている」
「カタクリお兄ちゃん‥‥」
「話を戻す‥なぜあんな事を言った?」