第1章 眠り姫
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「温かい…。なんだ、この感じは…」
「日光の兄貴!」
「我が翼よ」
「日光の坊主」
「日光くん」
目の前には、一文字一家の4振。
南泉一文字
山鳥毛
一文字則宗
姫鶴一文字
「早く戻ってこい、にゃ!」
「ふん、どら猫風情が偉そうに…」
「子猫の言う通りだぞ、早く戻ってこい」
「…お頭」
そうだ、戻らなくては。
一文字一家の長、山鳥毛を片翼にする訳にはいかない。
自分は山鳥毛の翼であり、左腕なのだから。
「日光、良い物があるよ」
「主…」
笑っている。
主が。
今まで自分を少しビクビクした目で見てきて、一定の距離を保っていたのに。
なぜ笑っているのだろう。
日光の眼は、俄然鋭く審神者である主を見据えている。
「だから、こっちに来てね。待ってるから」
それだけ言って。
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