第2章 転生
私の第二の人生がスタートした。
案内人のおじさんが言うように
前世の記憶があるまま0歳児の赤ん坊から始まった。
今の自分が昔、何かのドラマで見た状況と似ていたので
そのドラマを参考に、あまり目立たないよう周りの子達と同じように成長した。
天才児、とか騒がれたくないからね。
別の世界とは聞いていたけど
一体どんな世界に飛ばされたのかな?と、考えていると
それはなんと「名探偵コナン」の世界だった。
気付いたのは小学生の時。
なんで分かったかと言うと
私の住む町が米花町、と呼ばれていたから。
その地名は前世のレストランで働いていた時
アルバイトの女の子に聞いた事があり
どうやって漢字で書くのか自分から質問したから覚えていた。
二度目の青春時代も楽しく過ごす事ができ、
気がつくとすでにもう25歳。
前世を足すと55歳ってことになるけど
精神年齢は変わっていない気がする…。
そして現在の私の職業は…