第56章 返事 ✴︎
『ねぇ、そろそろご飯にしない?
私お腹ぺこぺこだよー!』
「ん…そうだな。もう動けるか?」
『うん!少し休んだから大丈夫!』
「そうか…なら寝る前にもう一度抱くからな。」
『なっ…え…!?無理だよ!!
さっきまで何回もしてたじゃん!!』
「何回しても足りない…
それほどお前が…好きなんだ。」
『〜〜〜っ、うぅ、ずるい…』
顔を赤くしながら反応に困ってる美緒は
やはり最高に可愛くて…
飯を作りにベットから起き上がる前に
美緒の柔らかい口にキスをした。
「美緒…好きだ…」
『私も…赤井さんが大好き…』
何度体を抱いても、
好きだと言葉で伝えても、
こいつへの愛情は表現しきれないほどまでになっている。
美緒…
今日は恥じらいを感じて言えなかったが
いつか…必ずお前に伝える…
愛してる…
その一言をな。
(…あ。)
(え…なに…?何か嫌な予感がするんだけど…)
(手。)
(手…?)
(安室くんの口を塞いでいただろう?
消毒するのを忘れていた。)
(じゃあアルコールスプレーで…
って、ちょっと…!何するの!?)
(アルコールだけでは無意味だ、キスして舐めさせろ。)
(な、舐めっ…!?そんな事されたら
ドキドキしちゃうから…だめだよ…)
(…。)
そんな可愛い反応をするから
俺は何度でもお前を抱きたくなるんだよ……馬鹿女…