第39章 復仇
「後でたくさんお前の事を可愛がってやるから
そんなに残念そうな顔をするな。」
『なっ!?別にそんな顔してないです!』
赤井さんはやっぱり意地悪だ…!
私1人だけがしたいみたいじゃん!!
でもニヤつきながら私を虐める赤井さんの顔は
悔しいけどすごくカッコよくて…
私は言い返すことも出来ずに晩ごはんを作ろうと思い
キッチンに向かった。
『……冷蔵庫、何もないですね。』
「最近ここに帰ってきてなかったからな…
冷凍してあるカレーにするか。」
『じゃあお米炊きますね。』
「それも冷凍してあるから必要ない。」
…どうやら赤井さんはすっかり一人暮らしに慣れて
冷凍保存をうまく活用しているようだった。
「お前に教えてもらった作り方で作ったカレーだ。
感想を聞かせてくれ。」
『もちろんです!』
まぁ、赤井さんが作ってくれたものなら
例え味がイマイチでも私は絶対100点満点をつけると思うけどね。