• テキストサイズ

《赤井夢》Happiness{R18}

第39章 復仇



翌日ー…



私はいつも通りに学校に出勤し職員室に入ると
やはり腕の怪我について突っ込まれた。


本当のことは言いづらかったから
帰り道に転んだ、と話している時にソフィアさんが職員室に入ってきた。




「あ!ソフィアさん、おはようございます!」

「おはようございます。…皆さんで何を話していたんですか?」

「若山先生が少し怪我をしてしまったようなんですよ。」

「えぇ!?若山先生、大丈夫なんですか!?』

『…大丈夫ですよ!!
授業はいつも通りに出来ますからご心配なく!』



ソフィアさんや教員達に笑いながらそう言うと
みんな納得してくれて…

朝の職員朝礼を終えたところで私達は教室に向かった。




『そういえば、ソフィアさんの見学って今日まででしたよね?』

「はい!本当に勉強になる事が多くて…
とても楽しかったです!!」

『ソフィアさんなら大丈夫てすよ。
日本語もすごく上手で、子供達ともすぐ仲良くなってましたし…
きっと素敵な教師になれると思います。』

「…ありがとう…ございます…。」



その時のソフィアさんの顔は少し曇っていたけど
今はあえて突っ込まず、その日はいつも通りに一日授業を終えた。


そして子供達が帰る前に
ソフィアさんの最後の挨拶を生徒達にしてもらう事になった。



「えーっと…
私が学校を見学するのは今日で最後です。
皆さんと仲良くなれてすごく楽しかったです!
本当に…ありがとうございました!!」


生徒のみんなと拍手をすると
とても嬉しそうな顔をしたソフィアさん。


下校時刻になり、教室を出ていく生徒達は
何度も何度も彼女に手を振っていて
また学校に遊びにきてね!と言っていた。


たった数日間でソフィアさんは私のクラスの生徒達に
かなり好かれたようで、それがとても嬉しかった。



最後の1人の生徒が教室から出て行ったところで
私はソフィアさんに声を掛けた。














/ 617ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp