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《赤井夢》Happiness{R18}

第6章 正体




『じゃあみんな!
明日から三連休だけど、宿題はちゃんとやってくること。
風邪にも気をつけて楽しい連休を過ごしてね。』

「「「はーい!!!」」」





本日は木曜日。
明日は祝日だから世間は3連休。
私たち教師も生徒達と同じように明日からの連休で
自然と気分も明るくなっている。


生徒のみんなと挨拶を済ませて職員室まで歩いていると
隣のクラスの生徒である江戸川くんと鉢合わせた。





「あ!若山先生!ちょうどよかった!」
『ん?江戸川くんどうしたの?先生に何か用?』
「うん!あのさ、明日って何か予定ある?」
『ううん。特にまだ何も決まってないけど…どうして?』




江戸川くんは他の人聞かれないように
彼の視線に合わせてしゃがんだ私の耳元でヒソヒソと話し出した。




『え……えーっ!?』
「先生!声がおっきいよ!」
『ご、ごめん…。でも…本当にいいの?』
「もちろん!じゃあまた明日ね!」
『ありがとう江戸川くん!!』




連休初日に最高の楽しみができてしまった…!

ありがとう江戸川コナンくん!
君って本当に最高だよ!!


私はルンルン気分で職員室に向かい鼻歌を歌いながら事務仕事をした。

そんな私を小林先生や他の先生達は変な目で見ていたけど、その視線すら気にならないくらい私は浮かれていた。


家に帰ってからも浮かれっぱなしで
明日のことを考えると、その日の夜の私はなかなか寝付けなかった。







ちょっとだけ寝不足気味のまま早朝に目を覚ました私は、
バッとベットから飛び起きて出かける支度をした。





一体どこに出かけるのかと言うと…





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