第27章 緋色 ✴︎
それでもなんとか抵抗しようと思い
私は赤井さんの腕を掴みながら、首を左右にふるふると振った。
「やめて欲しいのか?こんなに濡らしておいて?」
『ふ…ぅ……んんっ!』
ずっと赤井さんの手で口を塞がれているから話す事ができないので
私はやめて欲しい、と懇願するようにコクコクと首を縦に振った。
「そうか…なら、指はやめてやる。」
…指は、って?
私のナカから赤井さんの指が引き抜かれて
ホッと安心すると、赤井さんは自分のズボンをずり下げて
大きく反り返っている自身を晒した。
「次はこっちだ。」
『っ!?だ、め…!本当に…だめです…っ!』
小さい声でそう伝えても無視されて…
赤井さんは私のズボンと下着を下げて、ストンと床に落ちた所で、私の片足の膝裏に腕を伸ばし、グイッと持ち上げた。
『赤井さんっ、下にみんながいますって…!』
「大丈夫だ。すぐに済ます。」
それの何が大丈夫なの…!?
私が困り果てていると赤井さんはどこからか避妊具を取り出して
サッと装着すると、私にキスをしながらナカヘ挿入し
すぐに腰を動かし始めた。
『ひっ……!ぅ……んんッ』
「っ、美緒… 」
『ぁ…ぁっん!』
私の声が漏れないように、ずっとキスで口を塞がれて…
くちゅっ
ズズッ……ズチュッ……
キスをしながらでも赤井さんは快感を求め
私のナカを自身で容赦なく突いてきた。
『ふ…ぁっ……んんっ、んー!』
「は、ぁ…っ……」
しばらく動き続けた後、一旦動きを止めた赤井さんは
私を至近距離で見つめてきた。
「美緒のこんなやらしい顔を見れるのは…
この先一生、俺だけだからな。」
一生って……
死ぬまで一緒にいてくれるって事…?
驚きながら赤井さんの顔を見ると、
彼はフッと笑って再び腰を動かし始めた。