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《赤井夢》Happiness{R18}

第27章 緋色 ✴︎




『あの…
私もどう言う意味で言われたのか分からないですし
怒らないで欲しいんですけど……その……』


「怒りはしない、お前にはな。」

『えっと……安室さんに……
"僕の事をどう思っていますか?"って聞かれたのと
私のことが…その……気になるって言われたんですけど…
本当にどういう意味なのかは……っ!?』



話の途中で顔つきが変わった赤井さんは
私の体を扉に押さえつけた。




「はぁー…」

『っ、あかい、さん…?』





扉に押し付けられたまま
赤井さんはため息をついて私の肩にポスっと頭を乗せて来た。





「どう考えてもそれは告白だろう…」

『いや、でも…
あんなイケメンが私のことを気にするはずがないと思うんですが……あ!もちろん赤井さんの方がイケメンなんですけどね!?』




それに本音かどうかも分からないし…

好きって言われたわけでもないし?




「ホォー…
お前は俺以外の男をイケメンだと思っていたのか。」

『へっ!?
そ、それは…一般的に見てっていう意味で…!
っ、ほら!赤井さんもテレビで芸能人とか見たら
可愛い、とか綺麗だな、とか思いますよね!?』


「思わない。
俺はもう美緒だけしか可愛いと思えないからな。」


『っ…』



そう言いながら私の肩から頭を上げた赤井さんの表情は
とても冗談を言っているようには見えない、真剣そのものだった。




「あの男が惚れるくらい…お前は魅力的なんだ…
俺はいつも美緒に会う度に好きになっていくしな。」

『え……っ、…んんっ…!』




赤井さんの言葉に驚いていると
急に顔が近づいて来て、肩を掴まれ扉に押さえつけられたままキスをされ、唇が離れると赤井さんは至近距離で私を見つめた。




「お前は俺の女だ…他の男がお前を狙って来ても
俺は絶対に美緒を手離さないからな。』




はっきりとそう言った赤井さんの言葉にトキめいていると
再び唇が塞がれ、赤井さんの舌が侵入してきた。





『んっ……ん、ぁ…っ』

「っ、美緒…」




キスの合間に私の名前を呼びながら
赤井さんは服の中に手を忍ばせて来て、下着の上から胸に触れた。



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