第24章 恋人 ✴︎
「美緒…大丈夫か?」
『は、い…大丈夫です…』
初めてイクことを体験した後で容赦なく攻められて
本当は全然大丈夫じゃないけど…
疲労感はあるものの
前回のように意識が飛ばなかったことにホッとしていると
赤井さんは私のナカからズルッと自身を抜き使用済みの避妊具を外した。
そして避妊具の口をギュッと縛ってゴミ箱に投げ捨てると
再び私に覆い被さり激しいキスを浴びせて来た。
『んんっ…!』
「今日はまだまだするからな。」
『っ、えぇ!?』
驚いていると私の太腿あたりに当たっている赤井さんのモノが
再び元気を取り戻していることに気がついた。
『ま、待って下さいっ…!さっきまであんなに…』
「お前を俺の恋人だと自覚させるためだ。」
『っ、もう自覚してます!十分してます!』
「そうか…だがもう勃ったから手遅れだ。付き合え。」
『無理っ、無理です!死んじゃいます!!』
「大丈夫だ。
まだ昼過ぎだし、あと2、3回は出来るだろ。」
『そんな…の…無理ですって…!』
「俺は我慢する方が無理だ。」
……赤井さん大人気ない!!
その後、結局私は赤井さんの言う通り3回ほど抱かれ続け
気がついたら夜になっていた。
行為が終わった赤井さんはすごくスッキリした顔付きで
私はしばらくベットに横たわったまま動けず
晩ごはんは全て赤井さんに用意してもらい、食事を終えてから私のアパートまで車で送ってもらった。
生きる世界が違うと思っていた赤井さんと
恋人同士になれた特別な日…。
私は今日のことを一生忘れない。