第20章 忘憂
『香坂先生と何を話していたんですか?』
「僕もこのお城の中を見学させて欲しくてお願いしていたんです。」
『え…!?昴さんも!?』
「こんな綺麗なお城ならぜひ中を見てみたいじゃないですか。」
うーん……
その気持ちは分かるけど本当にそれだけ?
なんか…怪しい…
香坂先生笑ってたし。
「ほら若山先生!早く中に入ろ!」
江戸川くんに腕を引っ張られて
みんなと一緒にお城の中に入った。
しかし阿笠博士と灰原さん達は外で待つようで
子供達が城の中に入らないように毛利探偵の指示で入り口の扉には鍵がかけられた。