第14章 残酷 ✴︎
しばらく胸を攻められていると
赤井さんの手は私の下半身へと移動した。
私が今履いているのは膝丈のスカートで
裾から赤井さんの手が侵入してきて太腿を撫でられた。
『んっ……あ…』
撫でられただけなのに、私の体はピクッと反応し
その様子を赤井さんはジッと見ていた。
「美緒…もっとお前に触れたい。」
『え…!あっ…待っ、て…そこは…!』
私の制止も聞かずに赤井さんはショーツの上から割れ目をなぞり、
すぐに隙間からナカヘと指を侵入させてきた。
『!んんっ…』
「すごく濡れてるな…」
『やっ…言わないで、くださ……ああっ!』
ぐちゅぐちゅと音を立てながら
私のナカを指で掻き乱す赤井さん。
押し寄せてくる快感に耐えるようにギュッと彼の腕を掴むと、赤井さんの唇が私の唇を塞いだ。
互いに舌を絡ませるキスをしていると
赤井さんの指がクイッと折れ曲がり、私の感じる箇所を攻め出した。
『んん…っ!あか、いさ……っ…』
「っ、美緒…」
切ない声で名を呼ばれたと思ったら
赤井さんは私のナカから指を引き抜き
上の服をベットの下へ脱ぎ捨てていた。
初めて見る赤井さんの筋肉がついた体をぼーっと眺めていると
私の頬に手を添えて顔を近づけて来た。
「情けない事を聞くが…お前、避妊具は持ってるか?」
『え…?』
「こんな事になると思ってなかったからな…
用意してないんだ。」
『あ…えと…一応、あります』
使う相手なんていないけど、もし何かあった時の為に
一人暮らしを始めた時からベットサイドに入れてあるのがあったはずだ。
ゴソゴソと漁ると封を開けていないままの箱があり
そのまま赤井さんに手渡した。