• テキストサイズ

《赤井夢》Happiness{R18}

第14章 残酷 ✴︎




「…前にも言ったと思うが
俺はお前が泣いている所は…見たくない。」

『…。』


赤井さんは私の頬に手を添えて涙を拭った後
顔を近づけて悲しそうな目で私の目を見つめてきた。


「だがその涙の理由は
俺に会えなくなるからだと…自惚れてもいいだろうか。」


『っ…当たり前じゃないですか!
それ以外に理由なんてありませんよ!
赤井さんのばか!…っ…、んんっ…!』




もっとたくさん文句を言ってやりたかったのに
私の唇は赤井さんの唇で塞がれて、それ以上話すことはできなかった。



『ふ…ぁ……んッ…』

「っ、美緒…」


昨日されたキスとは違い、今日はとても激しいキス。

呼吸をする為に少し口を開いたら
赤井さんの舌が侵入してきて、私の口内を犯している。



ひたすらキスを浴びせられている私は
徐々に足がガクガクと震え、立っていられなくなってきて…


唇が離れたタイミングで赤井さんの胸にもたれかかって服を掴み、彼の顔を見上げた。


『あ、かいさ…ん、私…』
「美緒…何も言うな。」


言葉を遮った赤井さんは
私の体を抱き上げて寝室に向かった。





/ 762ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp