第4章 海行こうぜ![4]※
の身体を自らに向け、そっと抱きしめると同時に一度抜いた自身をゆっくりと挿入した。
「んぅ…っ、龍く…愛、してる」
「俺、も愛してる…っ、ん…気持ちいい…、愛してる」
耳元で何度も囁くたびに締まる肉壁は、喜びを表しているとすら思う。
「…イく…良い…?も、俺…」
「ん、出して…っあ、あっ、んぅぅっ!」
「っく…、はぁ…抜きたくないくらい気持ちいい…」
「抜いちゃや…んぅ…っ」
「そんな可愛いおねだりしないの…ホント可愛いんだから」
ずるり、と抜かれたその感触での腰はまた震え、快感にまだ溺れている瞳で龍之介を見上げる。
「もっと愛したいけど、今日はそろそろ寝ないとね」
「むん」
「ははっ、不満げな顔も可愛い」
「ちゃんと寝るから、ちゅーして」
「いくらでも」
そっと顎を掴まれれば、龍之介の幸せそうな顔が近づいて来る。
もまた顔を寄せ、唇が触れ合う。
啄むような口付けは徐々に深まり、龍之介の手はの身体を這い始める。
も、龍之介を離さないとばかりにきゅう、と抱き着き、彼の首に腕を回した。
「シャワー浴びてこよ、ん…ね?」
「ん…龍く…もっと…」
「もー…俺の理性崩すの上手過ぎるよ」
くすくす笑いながら、龍之介はそっとに口付ける。
「もっかい?」
「今日はもう終わり。いい子だから、ね?」
「はぁい」
「が寝るまで傍に居るから」
「…考えたんだけど、私が龍くんの部屋に行ったら一緒に寝れるのでは?」
の言葉にを抱き上げようとしていた龍之介はそちらを見てなるほど、と頷く。
「でもが先に起きるでしょ?」
「うん」
「そうしたら、俺起きちゃう気も…」
「その時はまた寝れるようにいい子いい子してあげるね」
「じゃあそうしよう」
即決である。
ならば、と2人はシャワーを浴び、は朝の支度の着替えとポーチだけ持って2人で龍之介の部屋へと移動するのであった。