• テキストサイズ

【呪術廻戦】じゅじゅ♡らぶR18短編集

第16章 伏黒甚爾 薬のチカラ


(あれ…。こっちであってるよね…?)

汗がへばりつく真夏の季節。
扇風機のまわる音と重なってうちわを仰ぐ。

「まだかー?」

「あっ、うん!いま持ってく!」

今日は遅くなるって連絡があったのに…。
恵の父である甚爾はお昼前には帰ってきて、一緒にそうめんをすする。

(ホテルに入れないから
協力してくれるって言ったのに…!)

「…?」

ジト目を向けると、しらを切った顔をしてきた。

でも前向きに考えればあの薬に即効性はない。
その間に恵と二人きりになって
ラブラブムードに持ち込めば…!

「おい恵。携帯鳴ってんぞ」

「あぁ…。はい、何すか」

着信相手を見るなり
恵はかったるそうに返事をしている。
今日は休日だって聞いていたのに…呪術師に休日は皆無。

「悪いなまえ…。折角来てくれたのに」

「ううん。全然気にしないで!気を付けてねっ」

「おう」
/ 510ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp