第58章 五/夏/七/甚/直 妊娠しないと出れない電車-捌-
おそるおそる振り向くと、直哉くんは堪らず吹き出して笑ってきた。
「君、やっぱり中出しされんと扉開けられへんやん。生ハメしてる時点で妊娠するかもせぇへんのに中出しが基準って…!あはははっ」
「…、…え…?」
ゲラゲラとバカにされるように笑われ混乱する。
生ハメしてる時点で妊娠する?
中出しが基準?
わたし、何で笑われているの…?
「これだけ言ってもまだ分からへんの?ホンマバカな女やなぁ。処女だけのせいちゃうやろ」
あはははっと冷ややかな目で笑われ、直哉くんはわたしの目の前に股間を近付けてきた。
「ほら、大好きなおちんちんしゃぶれ。またおまんこ犯しちゃるから」
「直…ぉっ、ぶうぅう!!」
「しゃぶれ言うとるやろ。調子に乗っとる?」
無理やり咥え込まされ、喋れなくなる。
吸いつきながら口から出して顔色を伺うと睨まれ、従わされるように舌を動かして刺激を与える。
「ぉ…っふぅ、…はあ…♡ん…れろっ…れろ」
何で?どうして?
射精したのに中出しじゃなかったから扉が開かないの?
それじゃあいつまで経っても直哉くんと二人きり。
「…はあ、なまえちゃんフェラ上手やな。すぐ勃った」
直哉くんはどうでも良くなったのか先輩達を無視して押し倒し、一気に突き上げてくる。