第53章 五/夏/七/甚/直 妊娠しないと出れない電車-参-
こんな恥ずかしいことをしてるのに五条先輩は珍しく照れたような表情を見せる。
「こんな時だからって見つめんなよ」
「ふふふっ」
「この野郎」
可愛いって言ったら怒られそうだ。
笑って誤魔化しても結局照れくさそうに怒られたけど。
「よし決めた!お風呂でももう一回しよ」
「ええっ!?いやっ…そんなわけには…」
その計算だと五条先輩と四回することになる。
あれだけセックスしたのなら妊娠する確率だって高いはずだし、すごく奥まで注がれた気がする。
「出した精液、ちゃんと洗える?」
「っ…」
外に出てしまった精液まで大事にしておく必要はないと夏油先輩は丁寧に拭きながら教えてくれた。
ナカの洗い方まで教わらなかったけど。
「大丈夫です。一人で出来ます」
お風呂場に続く車両があるならまた誰かとセックスするかもしれない。
そんなことを考える間もなく、五条先輩は再び律動を開始した。
-続-