第51章 五/夏/七/甚/直 妊娠しないと出れない電車-壱-
あんなに恥ずかしくて怖いと思っていたのに一度触れられてしまえば、もうその感覚には戻れなくなってしまう。
「くっ、ふぅ…!」
「ここだね?」
「あっん、そこ…っ、ひっぁあっ♡ぁあっ♡」
夏油先輩にそこを見つけられ、ぐちゅぐちゅといやらしい音を響かせながら愛撫する。
恥ずかしくて顔を見せられず、夏油先輩の体に必死に頭を寄せる。
「あ、あっ…♡ああ、なに…これぇっ、あ、あんっ、やら、あ…っ、やあ…っ」
「みょうじ。イって。すべてを解放させるんだ」
「っー…♡あっ…ぁう、せんぱぁっ♡イグッ、イっくぅ♡ンっ…ぁ、あぁぁああっぁああぁぁ…♡」
ぷしゅっと下から何かが吹き出したが、疼いたそこが満たされたようにじんわりと甘い痺れが駆け巡る。
「…あ…ぁぁぁ…♡」
「上手にイケたね。今度は私の番だよ」
褒められるように頭をよしよし撫でられる。
夏油先輩の胸の中で息を整え、呼吸が落ち着くとわたしは壁に両手をつくように誘導される。