第41章 夏油傑&五条悟 親友の彼女-肆-
「傑。ごめんね…お布団汚しちゃって…」
途中からタオルを敷いたがマットレスまでぐっしょり濡れて取り替えることにした。
疲れているだろうから先に寝てるように言ったのだが
なまえは正座をして反省している。
「謝るなら私の方だよ。
なまえは潮吹きしながらイクからわかりやすいね」
「えっ。みんな違う時に出すの?」
「イけてないのに出たり、潮吹きしたからといって気持ちいいとは限らないと言われた時は衝撃的だったよ」
「へえー。わたしは気持ちいいから出ちゃうのにみんな違うんだ…」
男と同じで絶頂のタイミングで出すのかと思っていた。
女性の体を知り尽くしたとは言わないが
なまえは男にとって喜ばせ上手のエロい女の子だと思う。
「明日も早いかもしれないしゆっくり休もう。
自分の部屋に帰るなんて言わないだろう?」
「傑さえよければいつでも来るよ。
くっ付いて寝るとぐっすり眠れるの」
「私もだよ。なまえ、おやすみ」
物心つく前から一人部屋というのもあって、誰かと一緒に寝るのは少し抵抗があった。
なまえと一緒の部屋になった時は緊張で逆に眠れないかと思ったが、悩みとは関係ないことをたくさんお喋りして居心地が良くなり、だんだんと彼女に…ものすごく情けない自分を見せることになっても聞いてほしいと思えるようになった。